砂の街〈モーリタニア 2019.2〉

ー 西アフリカ旅行記 もくじ ー

  1. モロッコ~西サハラ
  2. モーリタニア鉄道撮影
  3. モーリタニア貨物列車乗車
  4. モーリタニア・シンゲッティ訪問(本記事)
  5. セネガル鉄道撮影

 

貨車を降り、シュム駅からハイエースに詰め込まれ2時間、早朝のアタールへ到着した。

車を降りると、宿の客引きが待ち構えていて、ぼくに話しかけてきた。
たぶんヌアディブの宿と連携していて、日本人が1人貨車に乗ってそっちに行くぞと知らされていたのだろう。
幸い、事前に調べておいた宿の一つだったので、お世話になることにした。

 

トヨタ車で統一されたアタールのバスターミナル 

アフリカの郷土料理 魚のジャブジェン
魚はおそらくヌアディブから貨車に乗せられて来たもの

 

アタールという街は結構な高原に位置していて、オアシスもあり水は自給できる程の恵まれた場所らしい。
VISAでキャッシングできるATMもあった(ヌアディブでは弾かれた)

ぼく独自の「チビッコプラプラ基準」によれば、少なくとも昼間の治安は良さそうだ。

 

謎の少年がミントティーを淹れてくれた

 

アタールでは一泊のち首都ヌアクショットに向かう予定だったが、貨車乗りから一緒に行動していたグリエーズマンとキブが、シンゲッティに行こうと誘ってきたので、翌日同行することにした。

 

 

サハラ砂漠のど真ん中に位置するシンゲッティ(Chinguetti)は、サハラ交易の拠点して8世紀から栄えていたそうだ。
現存している街並みは13世紀ごろのもので、大部分は煉瓦と石で出来ている。

 

イスラムの街はやはり水色が目立つ

  

シンゲッティは、メッカまで巡礼に行けない人々にとっての聖地であり、同時にイスラム神学研究の一大拠点でもあった。
シンゲッティの見どころの一つであるクルアーン図書館には、神学やその他学問についての膨大な数の書物が納められている。

 

よくわからんが重要そうな諸物

 

フランス語で捲し立ててくる図書館のオッサンの説明にちんぷんかんぷんであったぼくを見かねて、フランス人のグリエーズマンが英語に翻訳してくれた。
それによると、シンゲッティはすごくて、図書館は歴史的に重要で、オッサンは貨車には乗ったことがないということが判明した。

 

砂に埋もれつつある街

 

そんなカスみたいなリスニング力を誇るぼくでも、アフリカを旅するうちにcamel(ラクダ)という単語は聞きとれるようになった。
二人がcamelcamel言っているので、ラクダが食いたいのかと聞いてみると、これからcamelに乗って砂漠の中でキャンプをするらしい。ちなみにラクダの肉は激Vである。

 

  

街から数キロ離れたところでラクダを降りた。
みんなで砂の上にテントを張る。

砂山に登ると、どこまでも続くサハラが一望できた。
シンゲッティの東側には、もう街は無い。

 

PENTAX アフリカ仕様

 

鉄道目的で来たモーリタニアであったが、偶然出会った二人のおかげで類稀なるすばらしい体験ができた。
貨車乗りも良いが、ラクダ乗りも良い。
ぜひモーリタニアに来て、二つの交通機関を満喫してほしいと思う。

 

 

(訪問日:2019.2.27~28)

 

〈旅行情報〉
アタールの宿   :Camping INIMI (冷水シャワー有・1泊15€くらい)
シンゲッティツアー:上記宿で手配。往復車代・テント泊・昼食・夕食付。60€くらい。

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