ー スリランカ紅茶鉄道の旅 ー
1.コロンボ→エッラ
2.エッラ→ヌワラエリア
3.ヌワラエリア→キャンディ→コロンボ
エッラでウバ茶を十分しばいたので、ヌワラエリアまで戻る。
ヌワラエリアはウバと並ぶセイロンティーのブランドで、ディンブラと合わせセイロン三大ハイグロウンティー(標高1300m以上で生産される紅茶)と呼ばれている。
鉄道の最寄りはNanu-Oya(ナーヌ・オヤ)駅で、ヌワラエリアの市街地からは10㎞ほど離れているが、無限にトゥクトゥクが待ち構えているのでアクセスに困ることはない。
ナーヌオヤ駅は少し離れれば茶畑が広がっており、駅から徒歩圏内で撮影ができそうだ。
南側へ歩いてみる。
このあたりは線路がグネグネと等高線に沿って走っていて、いろいろな角度から狙える。
目当てのバドゥラ行”special train”が綺麗にカーブに乗った。
ヌワラエリアの紅茶の最盛期は1~2月で、少々時期を外していたものの茶葉の色は美しい。
そろそろ撤収し宿に向かおうとした矢先、とんでもない列車がやってきた。
いや、スリランカ面白過ぎでしょ。
屋根乗りバングラデシュ民も貨車乗りモーリタニア民もびっくりだわ。
ネットで調べてみると、「列車の最後尾にトロッコを繋ぐのは内陸地域では至極一般的なことです」との記述があった。
このコバンザメトロッコを見たい人はメインラインで張ってみてはいかが。
翌朝は快晴、Nanu-Oya西側一面を俯瞰できる場所へ。
一部茶畑が刈られているのが残念。やはりハイシーズンを過ぎているからなのか。
駅の北側は谷筋が何本か通っていて、傾斜もきつい。
そんなところに茶畑を割るようにして鉄道が通っている。
撮影ポイントを探し線路沿いに歩いていると、帰宅途中の元気のよいチビッコ達に見つかってしまった。
隣の村まで線路伝いに毎日通っているそうだ。
列車が来たのでチビッコを入れて撮ろうとしたら、「ジャパニーズ!危ないから下がって!」と。
これではどちらが子供なのかわからない。
別れ際、チビッコ達が花束を作ってくれた。
なんか”おおぬさ”みたいだったのでお返しにチビッコの活躍を祈祷した。
数年後には立派な海外鉄になっているに違いない。
結局チビッコ達のお家があるRadellaという村まで行ってしまった。
Nanu-Oya駅から5㎞も歩いていたので帰りがしんどい。
スリランカパーイチはチビッコ達と歩いているときに見つけた切り通しで。
ちなみにColombo⇔Nanu-Oya折り返しのspecial trainは確定でパーイチ牽引なので、この区間で張っていれば必ずパーイチが拝める。
トロッコありのパーイチありのチビッコありで、ウバ茶に続きヌワラエリア茶もしばきたおした。
つづく。
(訪問日:2019.3.15-16)
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