逆元寇 – 2 〈モンゴル鉄道 2023.5〉

オタクを詰め込んだ撮り鉄カーは、ゴビ砂漠をひた走る。
この日は中国国境の街、ザミンウードが終着点だ。

 

道中、列車に近づく度に各所で撮影していく。
前日の”てつどう”のダメージが大きかったので、遠目から狙うようにした。この距離なら大丈夫だ。

※てつどう = 元寇で使用された”てつはう”を改良したもの。オタクに近づき警笛を鳴らす。カッコいいのでダメージを受ける。


 

砂漠の撮影では道に迷いやすいため、この辺りの地理に明るいワンコをガイドとして採用した。
撮影地への道案内だけでなく、自らモデルとしてポーズを取るなど大変献身的であったので、チームへの参加を要請した。
しかし賃金はミネラルウォーター現物支給のみ、という待遇に不満だったのだろうか、あっけなくフラれ何処かへ立ち去ってしまった。
モンゴル訪問の際はキビ団子の準備が必要のようだ。

ガイドのT氏によれば、今日は中国国境から北上する夜行列車の機関車がZAGALという機関車らしい。

これを狙うべく、日没迫る線路際に構えた、が………

なんと連写途中からエラーになり、置きピンしていたカットが記録されていなかった…!(当たり前だがPENTAXにはオートフォーカスは無い)
これは激Vカットの無断撮影に激怒したフビライ・ハンによる怨念か。
頑丈性を誇るPENTAXの一眼レフカメラでも、”てつどう”の攻撃にはひとたまりもないようだ。

※訂正
てつどう = 元寇で使用された”てつはう”を改良したもの。オタクに近づき警笛を鳴らす。カッコいいのでダメージを受ける。たまに画像が消失する。

直前のコマをむりやり現像……

“てつどう”による大ダメージを受けた私とPENTAX。失意の中ザミンウードに到着した。

しかし落ち込んでいる暇はない、ここザミンウードは2M62機関車(通称:WUMME)の独壇場、夜もひっきりなしに中国との国境を往復している。

激Vバルブを決め、私の機嫌も戻ってきた。

翌日は朝から国境に張り込んだ。黒々と噴き上げられたエクストラヴァージンエアーが、あたり一帯を芳醇な香りに包み込む。
ザミンウードの香り缶詰があったら爆買いする人が後を絶たないだろう。

2M62にキャッキャしていると、雲行きが怪しくなってきた。
無断激Vに、再びフビライハンがお怒りのようだ。

ゴビ砂漠は黄砂の発生源。風が強まれば一帯はホワイトバランス日陰モードへと変わる。
しかし東の島国で騒がれている、いわゆるPM2.5とは異なり、砂度100%なので有害物質は含んでいない(諸説あり)
新鮮な黄砂は健康に良いとされているので、Vカットとともに大きく吸い込んだ。

GRがお亡くなりになる直前のカット

しかし、勢い余ってうっかりカメラ(GR3)にも砂を吸い込ませてしまった。”てつどう”に驚いてカメラを砂山に落としてしまったのだ。
たかが砂と思っていたが、思いの外状態は酷く、その後GR3が動くことはなかった。
自然を侮ることなかれ。

※訂正
てつどう = 元寇で使用された”てつはう”を改良したもの。オタクに近づき警笛を鳴らす。カッコいいのでダメージを受ける。たまに画像が消失する。たまにカメラを破壊する。

 

ザミンウードはここらへんにして、この砂嵐を砂漠ど真ん中で撮ろうとリーダー二人が仰る。
イカれている。

そんな自然を甘く見たオタクをゴビの自然は許さなかった。

カ ミ カ ゼ 襲 来(800年ぶり3度目)

ザミンウードのときとは比べ物にならない猛烈な嵐だ。周囲数十メートルしか視界が利かない。
このままでは元軍同じく、ゴビの藻屑となってしまう。


まずはこの砂塵から目を守らねば…

春のゆるふわコーデ ゴビ編

やはり砂漠には水泳ゴーグルが最適解である。モ-リタニアで学んだ。
難点は偏光ゴーグルなのでただでさえおかしくなっている色の感覚がバグることである。

残念ながら(?)最もストームしている時間帯は列車が来なかった。
もし来ていたらGR3に続き、PENTAXの一眼レフも壊していたかもしれない。

この日も、”てつどう”による精神的・物理的ダメージは大きかった。
“てつどう”への対抗手段は、”カメラで撮る”のが良いとされているとされているが、まさかのそのカメラを使用不能にしてくるとは、モンゴル恐るべし…

命からがら、本日の宿泊地・エルデネ村に向かった。

つづく。

(撮影日 2023.4.30-5.1)

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